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モン族の村を訪ねて・・・

タイ北部の少数民族、モン族の村を訪ねてみました。

2008年、6月下旬。ついに憧れのモン族の村を訪ねる事ができました。
アジアンタムでも扱っているモン族の刺繍もの・・・・その可愛らしさはもうお馴染みですね。

いきなり訪れたので、素顔のままのモン族の女性たちの暮らしぶりを見てきました。

モン族のお店藍染の家

モン族の村の入り口には観光客用に売店が並ぶ。・・・・でも人影はまばら。これでやっていけるのかなあと心配・・・。そこを抜けるとモン族の住む村へ。藍染の布を干してあるお家があったので、訪ねてみました。

ろうけつ染めのおばあちゃま藍染

ちょうどこの家のおばあちゃまがお孫さんのお守りをしながらろうけつ染めの柄を描いていました。麻布にロウで線画を描き、後で藍で染めるのですが、ロウを置いたところは染まらず、白く柄が浮き出ると言う訳ですね。

右の写真は藍。柄を付けずに藍染にした麻はまるでジーンズのように見えるのは、このきれいなインディゴ・ブルーのせいですね。

おばあちゃまのスカート

おばあちゃまが糸の元になるヘンプの茎を持っている写真だったのですが・・・・。なぜかブンブン振ってたので全然写真に写らなかったですね〜・・・・。(ヘンプは最近日本でも注目のエコ素材。麻の一種で、除草剤を撒かなくても育つ。)

さて、おばあちゃまの衣装に注目。

普段のモン族の女性たちは上から下までバッチリ民族衣装で決めてる訳ではないようですが、ほら、ちゃんと上着やスカート・・・お馴染みの刺繍が施されたものを着ているんですね!

そばにいるお孫さんはカジュアル・スタイルですが。

暑い国、タイですが、ここは山岳地帯・・・街より随分と涼しい。だからこんな上着を着たりするんですね。とは言え、この日は天気も良く、私は半そでのシャツ1枚でちょうど良かったんですけど。ろうけつ染めの道具

右の写真はさきほどのろうけつ染めの道具。

なたが置いてありますが、どうやら「ぶんちん」代わりにしてたみたいです。

だって左手に赤ちゃんを抱いてたので、右手だけで線を向こう側から引っ張って描いていたんですから。


子供用民族衣装モン族刺繍

傍らには作り上げた民族衣装などが。左の写真は子供用民族衣装。とっても可愛い!!右のタペストリーはモン族の生活を描いたものだそうです。

これらの刺繍・・・・一体どれだけの時間がかかるんでしょう!

モン族刺繍プリーツスカートおばあちゃまと刺繍

そして最も私の目を引いたのは・・・・!上の左の写真。出来立ての真新しい民族衣装のスカート!ユーズド、リメイク、アンティークものなどは見た事がありますが、こんな風に出来上がったばかりの民族衣装は初めて見ました。

その圧倒的な美しさには思わずため息・・・・・!

こんな可愛い色柄の刺繍スカートをおばあちゃんになってもずっとはき続ける伝統って素敵だなあ。

藍染ろうけつ染め

左は柄なしの藍染め布。天日に干しています。染めては干し、染めては干し・・・を繰り返し、美しい藍色に染まります。右はろうけつ染めを施してあります。細かい柄が入っているのがわかりますか?

それにしても、日本にも伝統的にある藍染めやろうけつ染め。同じ文化を持っているって何か親近感を感じますよね。日本の藍染めは中国から伝わったので、やはりルーツは同じですね!

モン族の村モン族の村
モン族の村山々

刺繍をするおばあちゃまさてそのままモン族の村をブラブラ歩いていくと・・・今度は刺繍をしているおばあちゃまに遭遇!

そこで何と衝撃の事実が!(すみません、大げさです)あのスカートなどでお馴染みのあの美しいクロスステッチの刺繍ですが、実は裏側から刺しているんです!

私たちが普通刺繍する時って、当然表側からですよね?柄を見ながらキレイに刺せているか確認しながら・・・・。

この写真のおばあちゃまが左手に持って見せてくれてるのは、すでに出来上がった刺繍。右手に持ってるのは今刺している途中の刺繍布。ほら、裏側・・・。面白いなあ〜!

モン族のおばあちゃま刺繍のおばあちゃまと世間話をしていたのはお友達のおばあちゃま。

彼女が着ている上着にも美しい刺繍が施されていたので写真に撮らせていただきました。

自分や家族が着る普段着のためにこんなに手の込んだ刺繍を施す・・・って、かなり気持ちに余裕がないとできないことではないでしょうか?

今の忙しすぎる日本ではどうでしょう。

「どうせ自分や旦那の普段着にするなら手間なんてかけてられないわ!」と言うとこじゃないでしょうか?

少なくとも私はそうです。(苦笑)

でも「自分の可愛い子供のために」とお洋服やセーターを手作りするお母さんは日本にもたくさんいらっしゃるでしょう。

そこに流れているのはやっぱり「愛」なんでしょうか。

今回、モン族の女性たちのゆったりした暮らしぶりと笑顔に触れて、ますますこの美しい刺繍が、そしてモン族が好きになりました。



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