ニューオーリンズの思い出
もうずっとずっと前の事です。10数年以上前、ひとりでニューオーリンズに旅行しました。ニューオーリンズ・ジャズを聴きにね。
昼はフレンチ・クオーター地区を歩き回りました。
昔、フランス領だったとかで、建物のベランダの装飾がフランス風で美しく、ただブラブラ歩いているだけで良い気分。
ジャクソン公園前ではたくさんの大道芸をやっています。
ピエロの格好をしてポーズを取り、ひとつも動かない人がいるので、「あれ?やっぱり人形かな」と思う頃、誰かがコインを置くと、ゆっくりパントマイムを始めます。その動きの繊細さ、見物人さんとのやりとり、とても見事で美しかったなあ。
あちこちで似顔絵描きもいました。
すごいな、と思ったのは、もう写真かと思うくらい完璧なデッサンで、目の前のお客さんの顔をパステルで描いていきます。
見比べるとデッサンはひとつの狂いもないようですが、何とな〜く、実物よりキレイなんですよ!
肌の色艶でしょうか、シワの書き込み具合でしょうか、微妙にキレイに描いているんですね。
これは出来上がりを見たお客さんは大喜びでしょうね。
決して美化しているわけではなく、(ソックリなんですから!)でも充分美しく描かれて・・・。
(私もまんざらじゃないわね!)と満足することでしょう。
サックスを吹いているミュージシャン、私を見ると
「日本人だろ?俺は日本のジャズ雑誌に出てるんだぜ!」という。え〜、ほんと〜?と見てみると、日本でお馴染みのジャズ雑誌を持っていて、本当に彼が出ている誌面をみせてもらってビックリ!
でも、誰だったんだろう〜・・・。
ミシシッピー川の近くへ歩くと、可愛いカフェが。そこは座布団の形のドーナツが名物らしくて、カフェオレと一緒にオーダー。
ドーナツが運ばれてきてビックリ・・・。
粉砂糖がダ〜ッとかけられてて、お皿も真っ白。
砂糖まみれになって食べたドーナツの美味しいこと!こんな味は初めて!
・・・こう思った日本人が他にもいたのでしょう。その後、なんと池袋駅前に支店が出来ました!カフェ・ドゥ・モンドっていう店です。
夜はバーボンストリートにある老舗ジャズ・クラブ「プリザベーション・ホール」へ。
ここが古くて狭くて・・・。狭さったら、日本の小さなライブハウスより狭いくらい。飲み物も何も出ないんですよ。
ただ本当にジャズを聴くだけの店。当時たった2ドルで店に入り、椅子席と座布団席があり、ステージも20cmくらいの段があるだけ。ミュージシャン達も客席からステージに入るというこじんまりした場所。
ミュージシャン達はみんな相当なじいちゃん、ばあちゃん達。
ひとり、見た目90歳くらい?とも思うばあちゃんがヨタヨタとピアノに向かって歩いていきます。
「ありゃ〜、大丈夫か?死んじゃいそうだあ〜」と思ってしまいましたが、
ピアノの前にすわり、いざ曲が始まると、なんとエキサイトな演奏を始めるではありませんか!
うわ〜、カッコイイ〜!!
本場の黒人ミュージシャン達によるニューオーリンズ・ジャズは迫力満点でウットリ。
でも一番感動した場面があります。
じいちゃんのボーカルがささやくような声で歌い始めました。
タイトルはわからないんだけど、有名な曲です。よく聞いたメロディ。
歌いだしは・・
「kiss me once ,kiss me twice,kiss me once again,....it,s been a long long time....」
そしたら、何とお客さん全員で大合唱となったのです!
小さなジャズクラブの何気ない一コマかも知れないけど、
これには鳥肌立ちましたね〜!!
まあ、いろいろアクシデントやら楽しい出会いやらありましたが、本当に大事な経験のひとつです。
水害で大変なことになってしまったニューオーリンズ。
それぞれのお店は今どうなってるのかなあ。元気を取り戻してくれていると信じたいです。
コメント
■ コメント気づかず大変申・・・
コメント気づかず大変申し訳ありませんでした!ももちゃんの最寄駅までの行き帰りにジャズ喫茶?
え〜、どこだろう・・・。
行ってみたいなあ。
■ 良い思いでですねえ〜。・・・
良い思いでですねえ〜。ジャズっていなあ。
駅までの行き帰りにジャズ喫茶があってたまに
生演奏やってて、前を通ると鳥肌ものです。
カフェドュモンド、大好き!!
カフェオレとあの四角いドーナツみたいなの美味しい!
地元にもあるといいのになあ。
ニューオリンズが発祥なんですよねえ^−^




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